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2010年8月 1日 (日)

再会

「小雪が死んだ」と父ちゃんがポツリと言った

小雪は 真っ白なサモエド    グレートピレニーズとスピッツの

中間くらいの大きさがサモエド    不思議なくらいに人の心が

わかる犬と昔から言われているサモエド

小雪は わんわんランドの「ふれあい広場」を引退して

引退犬の部屋で余生を過ごしていました  

その小雪が死んだ

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雪のような真っ白な体を横たえ 小雪は夜中のうちに死んでいた

担当の職員が朝  小雪を抱いて静かに泣いていた

小雪は 誰に看取られることもなく逝ってしまった

私は        思う

小雪に その時がきた時  懐かしい人が一緒だったから

小雪は ちっとも寂しくなかったと

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小雪は  もともとは  滋賀県のテーマパークにいた犬でした

その頃  父ちゃんも2年ほど単身赴任で その犬の

テーマパークを手伝っていました

ある時  中年の女性が 「ふれあい広場」にいた小雪を

じっと見つめているのを目にしたそうです

小雪も じっと その女性を見つめ返し まるで親しかった

人に しばらくぶりに逢ったようにシッポを振っていたそうです

その日から  その女性は小雪に逢うために毎日 毎日

来るようになり 父ちゃんも親しく話すようになったそうです

よくあるんです     そういうことって

気に入った子に逢うために 何度も足を運ぶお客さん

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それから  2年間の単身赴任を終えて父ちゃんは帰って

来たのですが   それから何年かして そのテーマーパークは

閉鎖になることが決まり そこにいた犬達も大半は わんわんランドで

引き取ることになったのです

その中に 真っ白なサモエドの小雪もいました

小雪は すぐに こちらの環境にも慣れ しばらくして 再び今度は

わんわんランドの「ふれあい広場」で活躍していました

そんなある日   あの女性の姿を見たそうです

小雪を抱きしめ 小雪との再会を喜び合って。。。。。

それから その女性は 土・日曜日には必ず 朝一番に

入園して 閉園するまで 小雪のそばにいたそうです

P1010922

その女性の住まいは大阪だったそうです

小雪に逢うために 茨城まで しかも毎週土・日には

必ず。。。。。  父ちゃんの話だと  女性と小雪は ずっと

見つめあい寄り添うようにしていたと。。。。

この話しを初めて聞いた時  正直言って「なんてヒマと

お金があるオバサンなんだ」と思ってしまいました

だって 小雪の誕生日には すごい大きなケーキを

送ってきたり 小雪のために オヤツを山のように

買い込んできたり。。。。。。。。「そんなにサモエドが

好きなら飼えばいいのに」と父ちゃんに話したことも

ありました

P1030398

そんな日が何年か続き  ある日 父ちゃんは女性に

「もし 宜しかったら小雪を家族として迎えてみませんか」と

話したそうです

すると 女性は「それは無理なんです 家に病人がいるので」と

悲しそうに言ったそうです

それから また数ヶ月が過ぎたある日  その女性から

電話があったそうです

「家族の病気が重くなってしまって もう小雪に逢いに

行けなくなりました

どうか  小雪をよろしくお願い致します」と とても辛そうに

涙声のまま 電話は切れたそうです

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しばらくの間  小雪は毎日毎日 寂しそうに 女性が

来るのを待っていたそうです

それでも  とうとう  電話を最後に本当に女性は

小雪の前には現れなくなったのです

気になった父ちゃんは その女性のことを 少し調べたそうです

あの日   小雪と初めて出合った日

どうやら 琵琶湖に小さな旅行に来ていたこと  そして

小雪と運命の出会いをしたこと

女性は会社を経営していて その会社の社長だったこと。。。

そして

病気だったのは家族ではなく 彼女自身だったこと。。。。

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そう  女性は もうこの世の人ではありませんでした

父ちゃんが調べた時には すでに亡くなっていたのです

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小雪が 最後に目を閉じた時  きっと この女性と一緒

だったと私は思います

ようやく 犬と人の垣根を越えて 二人は永久に一緒に

なれたのです

そう思います    そう思うと切ないけど心が温かくなります

「小雪  よかったね」と心の中で呟きました

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わんわんランドに行くと「あっ!!」というような顔で何故だか

親しそうに寄って来る犬や じっと見つめてくる犬が

時々います

きっと  その子と自分の魂が ずっと昔に触れ合ったことが

あるのかもしれないですね

P1070675

7月の25日は先代犬ジュニアの命日

もうあれから 9年という歳月が流れました

ジュニア   母ちゃん  すっごく元気!!!

まだまだ  そっちには行けないよ   のんびり待っててね

    

 

 

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コメント

うん。
家族に迎えたいけど、現実を直視して踏みとどまったこの女性に感服。
真の犬馬鹿です(涙)。
一時の感情にまかせてお迎えして、結局無理だったときの悲劇の方が辛いですもの・・・。
こちらにもわんわん救助隊があって、雄雌を飼っていて仔犬が生まれて、仔犬がかわいいから親犬を保健所に・・・って人も沢山いるそうです。
意味が分からないでしょう?
かわいいから飼う、飽きたから、無理になったから、ということで里親を探す努力もしないであっさり手放す人も多いのですね・・・。
この話を聞いたとき、おもちゃじゃないって~の!と憤りを覚えました。
この女性は、お迎えはできないけど、「ここに来れば必ず会えるんだから。」っていう安心感が幸福だったんだと思います。
そして、犬が大好きだけど実際には飼えないという人の一つの選択肢だと思います。
本当に小雪ちゃんを大好きだったんだと思います。
先のこともちゃんと考えていたんですね、さすが社長。
きっと、虹の橋で落ち合って、今頃一緒にいますよね。

あ、お祝いコメントありがとうございました♪
ロッキーは相変わらず、ロッキー小僧です(笑)

投稿: ぴょんこ | 2010年8月 1日 (日) 23時23分

せつない
せつない
せつない

運命なのかどうかわからないけど
なんの障害もなく、
てんちゃんと、
いま、
一緒にいれることに感謝。

投稿: てんまま | 2010年8月 4日 (水) 11時44分

小雪はきっと、天国でこの女性と会えるのを楽しみにしていたのかもですね。
せつなくなっちゃいますが、きれいなお話で心が暖かくなりました。
うちの子たちとも、最終的にはまた天国で一緒になりたいです。

投稿: みーたん | 2010年8月 7日 (土) 16時03分

dogぴょんこさんへdog

コメント遅れてごめんね~
久々に「人母」やってましたcoldsweats01

小雪は本当に大人しい子で私も大好きな犬でした
それだけに この事は いつまでも記憶に残りそうです
小雪は すでに空の上の世界に行ってしまいました
本当に あの女性は小雪を愛していたんだと私も思います
空を見上げれば小雪の笑ってる顔が見えるようです
本当に小雪は幸せな犬生だったと思います

投稿: あやっち | 2010年8月 8日 (日) 11時15分

dogてんままさんへdog

コメント 遅れてごめんね~
「人母」やってましたcoldsweats01(久々に)

小雪は とても安らかな顔をしていたということです
小雪は もう空の世界に行ってしまったけど。。。皆の心に小さな白い花となって いつまでも咲いてると思います
今頃 あの大好きな女性と再会して 今度は「彼女の子供」として一緒なんだような~って考えると悲しいような温かいような気持ちです

投稿: あやっち | 2010年8月 8日 (日) 11時25分

dogみーたんさんへdog

コメント 遅れてごめんね~
「人母」を久々に真面目にやってました!!!

小雪は もうすでに空の住人になりました
きっと あの女性と一緒に空に上っていったのだと思います
そういう風に思うと切ないけど心の奥が温かくなりますね
そして 小雪を知ってる人の心には白い小さな花をプレゼントしてくれました
小雪は そんな子だったんです

投稿: あやっち | 2010年8月 8日 (日) 11時31分

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